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2020年07月23日

未来永劫

今日の新聞に掲載されておりましたが、
昨日7/22、浜田太さんの研究が国際学術誌に論文として掲載された、ということで記者会見があり、そのお手伝いにお伺いしました。(はれのひみっちゃん、奄美クリエイター協会に所属させていただいているのです!普段何もできないので、少しでも会長のお役にたてればと!)

未来永劫


会場設営のお手伝い、と思っていったので、まったくの普段着。
なんなら汗かいてもいいように超ラフな格好で伺ったら。
急遽前振りすることになりまして超焦りました。
せめて、サンダルではなく靴を履いていけばよかった…猛反省です。


浜田さんの会見は、とても素晴らしい会見でした。

2019年5月まで環境省奄美野生生物保護センターにいらっしゃった水田さん(現在は山階鳥類研究所保全研究室長)との共著論文。
(水田さんはコロナのせいで奄美入りできず、リモートでの会見でした。お会いしてお話聞きたかった!)
未来永劫


アマミノクロウサギの繁殖行動について書かれたこの論文は、Mammal Researchという哺乳類の研究を発表する世界でも有名な学術誌の電子版に掲載されました。
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs13364-020-00497-9

ふ~ん、と思う方もいるかもしれませんが、これって、とってもすごいことなのです!

学術的に世界で認めてもらうには論文で発表することが必要、とのことなのです。(そんなことも知らずに40数年生きてました!)
そして、この論文は英語での発表なので、水田さんが論文として発表できるように浜田さんと一緒に作られたそうです。


正直なところ、私もよくわからずに会場にお伺いしたんですが、お二人の話を聞いて、『こりゃ~すごいことが起こったんだ!!!』と胸熱くなりました。

アマミノクロウサギの子育ては巣穴でする、とかは、絵本や、空港のモニターで見たことがあるので知っていることでしたが、この行動を発見したのは浜田さんの研究なんだそうです。それを知った時に、まず驚き、重ね、アマミノクロウサギが子どもの数が少ないこと、子育てに40日前後ついやすこと、授乳は2日に1回、2分前後であること、など…。約30年、研究してきた賜物です。すごいです。

浜田さんが、
『私が研究を始めたころは、森林伐採などで山が荒らされていた。その中でアマミノクロウサギはよく生き残ってくれた、それを残さないといけない。…アマミノクロウサギたちが生き残ったおかげで世界自然遺産登録の候補にもなった。奄美を未来につなげてくれる、本当に感謝している。論文として残すことで、未来永劫となる。アマミノクロウサギは奄美・地球の財産である』
とおっしゃっていたのを聞いて本当にさらに胸が熱くなりました。(ちょっと抜粋しすぎて、伝わりにくいかもしれませんが、私、感動したのです!)

奄美の、世界の財産、アマミノクロウサギを守るため、今ある問題(外来哺乳類による捕食問題や、交通事故など)、人間が引き起こしたであろうことを一生懸命修復していけるようにしなければならないなー、と思いました。もちろん、アマミノクロウサギだけじゃなく、ほかの動植物も守らなければいけませんが。

『自然と共存して生きる』

これが島で生活する私たちの根本でなければいけないのかもな、と改めて思った一日でした。

浜田さん、水田さん、おめでとうございます。
そして、ありがっさまりょうた!!!

もっと自然に触れて、知って、守っていけたら最高にカッコいいのかも!!!
私も少しずつかっこよくなれたらと思います!


英語の論文はまったく読めませんが、いつか、日本語の論文も読める日が来ると思います!その時を楽しみにします!(英語で読むことはすでにあきらめていますw)



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Posted by はれのひ at 12:54 │イベント日常仕事